新潟　器用貧乏

永　六助さん　でしたっけ？

その　永　六助著　「職人」「芸人」岩波新書　のお話し




「職人」は数年前に読んでいました
その続編的な「芸人」も読みたいと思っていたところ
先日　古本屋で発見しました

内容は難しいものではなく　職人さん芸人さんの語録集が半分くらいです


そういう環境で育ってないと　笑えるものばかりですが　？
以下数点　面白そうなものを感想を交えて・・・



「メシ喰う暇があったり、ウ●コする暇があったら、忙しいなんて言うもんじゃねぇ」
「いつまでもメシ喰ってるんじゃないよ、口の中で・・・」以下略

私も上品な大工のせがれ　似た様な言葉が飛び交ってる中で育ちました（汗）



「彫り三年、研ぎ四年。女房貸しても砥石は貸すなっておしえられました」

そこまでおしえられてませんが　まだまだオレの研ぎはアマイですね



「値段と質でいえば、グラスファイバーの釣り竿には負けます。
　釣り竿の職人として、それを認めます」

私の作るものも　値段と質でいえば　量産品に負けますが（汗）



「釣り竿が丈夫になって折れなくなりました。・・・だから釣り竿屋が倒産するんです」

たしかに　作り手としては適度に壊れてもらわないと・・・



「私ァ、名もない職人です。売るために品物をこしらえたことはありません。
　えェ、こしらえたものがありがたいことに売れるんでさァ」

言ってみたいもんです



「安いから買うという考え方は、買い物じゃありません。
　必要なものは高くても買うというのが買い物です。」
「客がよくなきゃ芸人は育ちません。芸人が育つような客は少なくなりました」

買い手が　職人や芸人を育てるわけですね



でも　この本　中古ですが・・・
おまけに　愛用しているウエダのロッド
2本共　中古です〜（汗）

いか〜ん　物作りのオレが作り手を窮地に追いやってる〜


今の世の中しょうがないですけど・・・


でも　余裕のあるかたは新品買って　どんどん文句言いましょう
それが　作り手を育てます

いかん　思わず全部の語録を載せるとこだった（汗）